フューチャー・ハンドで対象とされるデュエリストとは何か考えていきたいと思います。



フューチャー呪文とは「DMEX-18 20周年超感謝メモリアルパック 裏の章 パラレル・マスターズ」にて収録される呪文のサイクルです。各文明の「名称指定」を持つ呪文であり、現在4枚が公開されています。
並びでいえば《フューチャー・トラップ》の存在が示唆されていますね。(登場しませんでした 参照)

今回はその1枚《フューチャー・ハンド》についての考察です。
関連動画
デュエリストとは何か?
《フューチャー・ハンド》のテキストには「デュエリスト」と書かれています。紹介動画でも触れられていましたが公開現時点で「デュエリスト」とは少なくとも破壊できる対象としてゲーム中に存在していません。
では「デュエリスト」とは一体なんなのでしょう。
カードタイプ
推測1



《フューチャー・ハンド》のようなカード単体では説明が不十分な「要素の先行公開」にはいくつか前例があります。
これらのカードは「収録パック発売」の時点では要素の説明が行われていませんでした。
《フューチャー・ハンド》についても「パラレル・マスターズ」中では収録されない要素が対象となっているのではないでしょうか。

「パラレル・マスターズ」の商品ポスターです。タイトルロゴの隣にカードタイプが書かれています。
- ルール・プラス
- 土地
- フェアリー・フィールド
上記が「パラレル・マスターズ」で初登場のカードタイプです。見ての通り「デュエリスト」は書かれていません。
このことから「デュエリスト」は少なくとも「パラレル・マスターズ」に収録されるカードタイプではないことがわかります。
推測2
そもそも「デュエリスト」はカードタイプなのでしょうか?
《フューチャー・ハンド》のテキストを見てみると「>相手のクリーチャーを1体破壊する。」との選択型能力であることがわかります。一方の能力が確定除去であるためもう一方は「クリーチャーを破壊」と集合が異なっていると考えるべきでしょう。
「デュエリスト」についても「1つ」しか「破壊」できないため、「デュエリスト」がクリーチャーに適用されるなんらかの属性に過ぎないとは考えづらいです。
とはいえ「破壊」って「クリーチャーをバトルゾーンから墓地に置く」ことを指している用語なのですよね。同じようにバトルゾーンに置かれる「クロスギア」「フィールド」「オーラ」などは墓地には置けても「破壊」はされていません。
コスト
推測1
コスト面から考えてみましょう。



通常、闇の確定除去「S・トリガー」は6コスト相当です。




7コストの闇文明確定除去「S・トリガー」となると「破壊に加えて追加効果」といった能力になるようで、7コスト相当の選択式効果というカードは見つかりませんでした。
「デュエリストを破壊する効果」が「確定除去」の追加効果ではない、というのも「デュエリスト」を考える上でのヒントになりそうです。
カード全体の除去カードも見てみましょう。

「カード除去」を考える上で分かりやすい指標となるのは《アリゾナ・ヘッドショット》でしょう。バトルゾーンに置かれるすべてのカードタイプを除去できるゼロ文明のカードであり、バトルゾーンに置かれるカードは5コストで除去されることが妥当なコストであると分かります。
では「デュエリスト」は《アリゾナ・ヘッドショット》で除去できるのでしょうか?もしできてしまうのであれば《フューチャー・ハンド》のカードパワーは《デーモン・ハンド》とほぼ変わらなくなり、コスト相当ではないと言わざるを得なくなります。
そのことから「デュエリスト」は「破壊はされるが破壊以外にはなんらかの耐性がある」と推測します。
推測2
デュエルマスターズにおいて最も除去コストが高く見積もられているのはクリーチャーです。基本はクリーチャーが出ることを前提としてゲームメイクされます。
通常の確定除去より高いコストを支払ってクリーチャーと等価に破壊する対象であるならば、「デュエリスト」とはクリーチャーよりもゲームを決定づけられる存在なのではないか、と推測します。
1つ
「デュエリスト」は「1つ」と数えられるもののようです。
デュエルマスターズにおいて「クリーチャー」は「体」、カードが「枚」、「シールド」「封印」「種族」などが「1つ」と数えられています。

バトルゾーンに置けて「1つ」と数えられるということは「封印」が近いですね。
「封印」とはカードが置かれる状態であるためカードタイプではありません。もし「デュエリスト」がカードが置かれる状態を指すならばポスターのカードタイプに書かれていないことに説明が付きます。
また、破壊されるのはクリーチャーのみである点もクリーチャーが「デュエリスト」状態になるということならば解決されるのです。
仮定1
「デュエリスト」とは通常の手段で破壊できなくなったクリーチャーの状態を指している
推理無視


上記の推理を一切無視して考えたんですけど「1つ」って数えるんならカードじゃなさそうだし「デュエガチャ」みたいなものじゃないですか?
Q.デュエガチャについて、 ガチャはどんな大会でも使えますか?
「デュエガチャ」って公式大会で使えなかったし今後、公式大会で使えるように調整された「デュエガチャ」が出てきて、それを破壊できるのが《フューチャー・ハンド》。
これまでのカードでは「デュエガチャ」は除去できなかったし、ゲームの決定力を考えてもクリーチャーより破壊コストが高く見積もられていても不思議ではないでしょ。
仮定2
「デュエリスト」とは「デュエガチャ」みたいなもの
最後に
【デッキ】あなたがデュエリストであるとき私はあなたを選び破壊します – DMvault
今回使用したカードはこちらにまとめました。
今回は「デュエリスト」について考えてみました。詳しくは公式の答えを待ちましょう。
本日はありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう。
続報
参照:《フューチャー・ハンド》
A まだわかりません。ただ、対戦相手やプレイヤーを指す言葉ではありません。

デュエリストを破壊してそうな「フューチャー」呪文。
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